報告書ではこのほか、長期的課題として「宇宙における人類の活動を支える情報通信基盤」としての「スペース情報ハイウェイ:SIH」構想も提案している。SIHとは、宇宙空間からの地球観測、宇宙ステーションにおける研究開発・生産などの宇宙活動を支える情報通信基盤をいい、構成要素には静止型や周回型の通信衛星、静止プラットフォーム型の宇宙通信基地などがある。ミリ波帯等を用いたギガビット級の通信衛星による世界規模のネットワーク整備や光通信衛星による超大容量ネットワークの整備を経て、2020年の完成を目標としている。